抵抗溶接
ハンダ付またはハンダ離脱 < 工作機械 < 処理操作
従来のシーム溶接装置では、絶縁性を保つために、左右のローラ電極とその間に位置する吸着ノズルとの間に隙間を設けるようにしていた。シーム溶接するパッケージが例えば1mm角程度に小型になった場合、ローラ電極と吸着ノズルとの隙間は例えば0.1mm程度となり、吸着ノズルと左右のローラ電極の位置関係、およびローラ電極間の距離を正確に調整することが難しくなってきた。
正確なシーム溶接を行う場合、パッケージとリッドの位置を、画像認識等の方法を用いて位置決めした後で、リッドをパッケージの上に搭載する。この位置決めされたリッドがずれないように吸着ノズルでリッドを押さえた状態で、1対のローラ電極をリッドに接触させて通電し、仮付けを行う必要がある。このとき、ローラ電極が金属等の導電性材料からなる吸着ノズルと接触してしまうと、溶接電流がリッドと吸着ノズルとに分流してしまい、溶接が不可能となる。
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